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第6楼2012/03/09
シエノピラフェン試験法(農産物)
1.分析対象化合物
シエノピラフェン
2.装置
液体クロマトグラフ・質量分析計(LC-MS)
3.試薬、試液
次に示すもの以外は、総則の3に示すものを用いる。
シエノピラフェン標準品 本品はシエノピラフェン 98%以上を含み、融点は107~108℃である。
4.試験溶液の調製
1)抽出
果実及び野菜の場合は試料20.0gを量り採る。穀類、豆類及び種実類の場合は試料10.0g、茶の場合は試料5.00gにそれぞれ水20mLを加え、30分間放置する。
これにアセトニトリル及び水(4:1)混液100mLを加え、ホモジナイズした後、吸引ろ過する。ろ紙上の残留物に、アセトニトリル及び水(4:1)混液50mLを加えてホモジナイズし、上記と同様にろ過する。得られたろ液を合わせ、アセトニトリルを加えて正確に200mLとする。この2mL(茶の場合は4mL)を採り、これに水10mLを加えて、40℃以下で約10mLまで濃縮する。
2)精製
[1]オクタデシルシリル化シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びグラファイトカーボンカラムクロマトグラフィー
オクタデシルシリル化シリカゲルミニカラム(1,000mg)にアセトニトリル及び水各5mLを順次注入し、流出液は捨てる。グラファイトカーボンミニカラム(500mg)にアセトニトリル及び水(4:1)混液5mLを注入し、流出液は捨てる。オクタデシルシリル化シリカゲルミニカラムに、1)で得られた溶液を注入した後、さらにアセトニトリル及び水(3:2)混液10mLを注入し、流出液は捨てる。次いでこのカラムの下部にグラファイトカーボンミニカラムを接続し、アセトニトリル及び水(4:1)混液15mLを注入する。溶出液を40℃以下で濃縮し、溶媒を除去する。この残留物に酢酸エチル及びn-ヘキサン(1:19)混液5mLを加えて溶かす。
[2]シリカゲルカラムクロマトグラフィー
シリカゲルミニカラム(690mg)に酢酸エチル及びn-ヘキサン(1:19)混液5mLを注入し、流出液は捨てる。このカラムに[1]で得られた溶液を注入した後、さらに酢酸エチル及びn-ヘキサン(1:19)混液5mLを注入し、流出液は捨てる。次いで酢酸エチル及びn-ヘキサン(1:4)混液10mLを注入し、溶出液を40℃以下で濃縮し、溶媒を除去する。この残留物をアセトニトリル及び水(3:1)混液に溶解し、果実及び野菜の場合は正確に4mL、穀類、豆類、種実類及び茶の場合は正確に2mLとしたものを試験溶液とする。
5.検量線の作成
シエノピラフェン標準品の0.0005~0.01mg/L溶液(アセトニトリル及び水(3:1)混液)を数点調製し、それぞれ5 μLをLC-MSに注入し、ピーク高法又はピーク面積法で検量線を作成する。
6.定量
試験溶液5 μLをLC-MSに注入し、5の検量線でシエノピラフェンの含量を求める。
7.確認試験
LC-MSにより確認する。
8.測定条件
(例)
カラム:オクタデシルシリル化シリカゲル 内径2.1mm、長さ150mm、粒子径5 μm
カラム温度:40℃
移動相:A液及びB液の混液(1:3)で15分間保持した後、(1:19)までの濃度勾配を0.5分間で行い、(1:19)で8分間保持する。
A液:0.1 vol%ギ酸
B液:0.1 vol%ギ酸・アセトニトリル溶液
イオン化モード: ESI(+)
主なイオン(m/z): 395、394
保持時間の目安: 11分
9.定量限界
0.01mg/kg
10.留意事項
1)試験法の概要
シエノピラフェンを試料からアセトニトリル及び水(4:1)混液で抽出し、オクタデシルシリル化シリカゲルミニカラムとグラファイトカーボンミニカラム及びシリカゲルミニカラムで精製した後、LC-MSで定量及び確認する方法である。
2)注意点
[1]みかんの果皮を試験する場合は、試料10.0gを用いて抽出し、試験溶液量を2mLとする。
[2]シエノピラフェンのLC-MS測定で、試験法開発時に使用したイオンを以下に示す。
定量イオン(m/z):394
定性イオン(m/z):395
11.参考文献
なし
12.類型
C
标注:目前网络只能搜到这么多内容。